良質の竹が生育していた別府付近で、室町時代に行商用の篭が作られるようになり、竹細工の生産が本格的になっていった。
江戸時代には、別府温泉を訪れた湯治客が滞在中に使用するための飯篭(めしかご)や笊(ざる)などを生産するようになり、市場が拡大。1902年に別府工業徒弟学校竹籃科が設立され、竹工芸の育成が行われ、別府竹細工の礎が築かれた。
1938年に設立された大分県立竹工芸訓練センターは、日本唯一の竹工芸専門学校として、今も後継者の育成に力を入れている。
主にマダケ、モウソウチクなどを使い、美術工芸品、花籠や盛篭、バッグなどのファッション雑貨、照明などのインテリア雑貨などが生産されている。
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